企画展《TO SEE Archive:57》
船山奈月 個展
『Scenery of Memory』
2026.3.7 sat _ 3.22 sun
Special exhibition / TO SEE Archive:57

企画展《TO SEE Archive:57》
船山奈月 個展
『Scenery of Memory』
2026.3.7 sat _ 3.22 sun
木工作家としてオブジェ寄りの一点物の器を作っていた頃から、規則的に彫り込んだ大きな器は果てしなく広がる草原、分厚い器は火山灰の台地、側面の滑らかな曲線は丘陵地をイメージするなど、彫りや形を介して住んでいる北海道の景色を作品に落とし込んできました。様々に表現方法は変化していく中で、制作する作品が具象的なオブジェになってもその原点は変わりません。
北海道の景色はとにかく余白が多いと感じています。余白があるからこそ、静謐さや寂しさなど、その時々の感情を景色に投影しやすいのではないかと考えています。朝から晩まで、春から冬まで、北海道の景色は本当に表情が豊かなため、あらゆる人のあらゆる感情を重ねられる瞬間が必ず何処かにあると思います。
またモチーフに多く登場する山は動かずいつもそこにある。不変や永遠といった非常に大きな存在の象徴のように、雑多な人間社会や目まぐるしく変化する日常との対比で、心が帰る場所や心の拠り所となる存在として山を制作しています。今回の展示の地、京都の大文字山のように、実際に故郷にシンボリックな山がある方はもちろん、なかったとしても山は偉大な存在になり得るのではないでしょうか。
私が作品で表現する景色も見てくださる方の感情を重ねて、自分なりの意味のある景色として手元に置いて頂けたら嬉しいと思っています。
Profile:
船山奈月 Natsuki Funayama
木工作家。札幌市在住。ノミや彫刻刀を用いて無垢材を彫り出す刳り物の技法で、北海道の地形や景色からインスピレーションを得た器やオブジェを制作。国内外での個展やグループ展、また奥尻島の総合庁舎をはじめとした北海道内の施設やホテル等に山をモチーフにしたにオブジェを納めるなど、活動は多岐に渡る。
https://www.instagram.com/natsuki_funayama/
◆作家在廊日:3月7日(土)
※ 上記の詳しい時間帯やそれ以外の日程は決まり次第、弊社InstagramやHPで随時告知いたします。
終日在廊ではない場合もございますのでご了承ください。



