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TO SEE Archive:56
山野英之展『サンチン』
Hideyuki Yamano Exhibition SUNCHIN

2025.12.6 sat _ 12.21 sun

Special exhibition / TO SEE Archive:56

企画展《TO SEE Archive:56》<br>山野英之展『サンチン』<br>Hideyuki Yamano Exhibition  SUNCHIN

企画展《TO SEE Archive:56》
山野英之展『サンチン』
Hideyuki Yamano Exhibition SUNCHIN

2025.12.6 sat _ 12.21 sun


山野(さんや)に沈む、日が沈む
サンがチンして、サンチン

本年最後の企画展示は東京と那覇を拠点とするグラフィックデザイナー、山野英之の個展を開催します。 書籍や広告、ブランドロゴ、建築サインなど、多岐にわたるデザイン分野で活動する山野は、まもなく那覇を離れ、来年からは東京に次ぐ拠点を出身地である奈良に移し、関西での制作をスタートさせます。

今年、精力的に開催してきた那覇と東京での個展最終地点となるCommunity Store TO SEEでは新しいアートワークとともに関西拠点の布石として、普段まとめて見ることができないクライアントワークの一部も展示します。

また、初日の6日には山野さんがグラフィックを手掛けた千葉の薬草園蒸留所〈mitosaya〉のバーイベント、13(土)・14(日)の週末には長年のプロジェクトであり、ユーモア溢れる視点でモノにスポットを当てた[クソバッジ]の展示販売も行います。ぜひお越しください。

▶︎レセプションパーティー:12/6(土) 17:00-19:00
※どなたでも参加していただけます。
千葉のmitosaya薬草園蒸留所の江口宏志さんによるバーイベントを行います。
また展示期間中はmitosayaのプロダクトも販売いたします。

▶︎ [クソバッジ]展示販売会:12/13(土)、14(日)
山野英之の長年のプロジェクトである[クソバッジ]は、引き出しの奥に転がっている何にも役に立たないと思うようなモノでも、安全ピンをつけるだけでオモロいモノになるんじゃないか、というひらめきから生まれた。ユーモア溢れる視点でモノにスポットを当て、その価値や存在意義を問い、再構築という手段で芸術やアートの概念にも切り込むクソバッジの数々を展示即売します。(下記1枚目写真)

Profile:
山野英之 / HIDEYUKI YAMANO
1973年奈良県出身 京都工芸繊維大学大学院修了後、学生時代より参画していたデザイン集団「groovisions」の創業メンバーとなり上京。デザインや音楽の仕事に携わった後に退職し、マガジンハウス「relax」(現在休刊)のエディトリアルデザインに従事するためデザイン事務所「nana 」へ。2002年に独立、以降は書籍、広告、ブランドデザイン、建築サイン等を手掛ける。2009年「TAKAIYAMA inc. 高い山(株)」設立。

http://takaiyama.jp

◆作家在廊日:12/6(土)、7(日)、13(土)、14(日)、20(土)、21(日)
※ 上記の詳しい時間帯やそれ以外の日程は決まり次第、弊社InstagramやHPで随時告知いたします。
  終日在廊ではない場合もございますのでご了承ください。


クソバッジ(参考写真) ↓

  • 企画展《TO SEE Archive:56》<br>山野英之展『サンチン』<br>Hideyuki Yamano Exhibition  SUNCHIN

TO SEE Archive:55
市川岳人 展
Takehito Ichikawa exhibition

2025.11.1 sat _ 11.16 sun

Special exhibition / TO SEE Archive:55

企画展《TO SEE Archive:55》<br>市川岳人 展<br>Takehito Ichikawa exhibition

企画展《TO SEE Archive:55》
市川岳人 展
Takehito Ichikawa exhibition

2025.11.1 sat _ 11.16 sun


眼差しは一貫して木そのものの美しさに注視してきた。木を媒介とし、自然な木目、捻れや溝、割れなどを活かした実用性のある作品やオブジェを作り続ける中で、近年は自然物そのものへの敬意が一層強くなっているという。その思いから、作品になる以前の木材とじっくり対峙をして見極めながら、この数ヶ月はあえて材を活かし、手を加えすぎない造形と大きな作品にもチャレンジしてきた。市川の卓越した旋盤技術があるからこそ生み出すことができるシンプルなカタチの作品は、木の個性にただ頼るのではなく、人の手を加えた木工造形物でありながら、カタチを与えられたことで不思議と本来の木の生々しさが顕になった魅力的な迫力がある。
2018年の京都での初展から交流してきた中で、作家自身が作品や心境の変化を多く語ることはなかったが、今、新たなメタモルフォーゼの渦に身を置きながら、ある種の観念から解放され緩やかながら真っすぐと心の動く方向へ手を動かしている様が作品からも見受けられる。巨視的には大きな変容には見えないかもしれないが、その繊細なアプローチを感受できるのもまた、直に作品に触れられる展示の醍醐味ではないだろうか。その変化を感じにぜひ足をお運び頂きたい。

Profile:
市川岳人 Takehito Ichikawa
木工作家。家具・仏壇製作などを経て暮らしに関わる物作りをはじめる。生まれ育った日本という国への愛情、異国の文化や自然への憧れ、長い年月を重ねた味わい深い物への敬意と新しい物への好奇心を大切にし、今まで見て、聴いて、触れて、感じてきた全ての経験を生かして物作りと向き合う。日々の暮らしが少しでも豊かになるような作品たちを模索しながら活動を続けている。

https://www.instagram.com/takehitoichikawa/

◆作家在廊日:11月1日(土)
※ 上記の詳しい時間帯やそれ以外の日程は決まり次第、弊社InstagramやHPで随時告知いたします。
  終日在廊ではない場合もございますのでご了承ください。

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