TO SEE Archive:35
中島 光行 写真展
『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』
2022.11.19 sat — 12.4 sun
Special exhibition / TO SEE Archive:35
企画展《TO SEE Archive:35》
中島 光行 写真展
『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』
2022.11.19 sat — 12.4 sun
Community Store TO SEEのオーナーであり、写真家の中島光行の写真展を開催します。本展は、中島がブックディレクター・編集者の幅允孝とグラフィックデザイナーの鈴木孝尚と共同で新たに立ち上げた出版レーベル「すなば」から出版された写真集『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』の出版記念写真展です。
被写体となった石川県能登にある「湯宿さか本」の主人の気骨や息遣いが隅々まで感じられる宿の佇まいに惚れこんだ中島が、ごく私的な視点で対峙した時間を感じながら、ぜひご覧ください。
◆写真集について
『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』
能登の風土と主人の想いがひとつになった小さな湯宿に訪れた。
客人は一日三組のみ。
迎え入れるのは、17℃の源泉と、自然と、深い美意識。
そして家族で切り盛りする一皿一皿の料理と日々の清掃がその時間を悠久のものに変える。
それ以上、人には何が必要だと言うのだろう。
写真:中島光行(TO SEE inc.)
文章:幅 允孝(BACH)
装丁:鈴木孝尚(16 Design Institute)
出版:すなば
写真展額装:SASIMONOKAGUTAKAHASHI
https://www.sasimonokagu-takahashi.com
◆トークイベント
2022年11月19日(土) 14:00〜
出版メンバーの写真家の中島光行、ブックディレクターの幅允孝、グラフィックデザイナーの鈴木孝尚が本の制作秘話などをお話します。ゲストに額を製作してくださったSASIMONOKAGUTAKAHASHIの高橋雄二さんも参加してくださいますので、写真集のことのみならず、各プロフェッショナルな方々のお仕事に興味のある方も、直接お話しを聞ける貴重な機会です。是非ご参加下さい。
※予約不要
※入場無料。観覧の際にはおひとり様につき1杯ドリンクのオーダーをお願いいたします。
◆フードイベント
2022年11月23日(水・祝) 17:00〜21:00(L.O.)頃まで
※お食事のご注文は17:30〜
「夜」名義でケータリングやメニュー開発など料理にまつわる活動しながら、昨年にカフェ「reynard」をオープンしたiyoによるフードイベントです。写真展とお食事を楽しめる、特別な1日。お気軽にお立ち寄りください。
※予約不要
※混雑状況によっては入店制限をさせていただく場合がございますので予めご了承ください。
Profile:
sunaba.publications
「すなば」はグラフィックデザイナーの鈴木 孝尚(す)、写真家の中島光行(な)、ブックディレクター・編集者の幅 允孝(ば)の3名による出版レーベルです。第一弾は石川県能登にある宿「湯宿さか本」を撮り下ろした写真集を発表しました。今後もテーマや被写体を変え、ごく私的な視点でとある場所や人、その時間と対峙したフォトルポータージュ的作品集を限定のシリーズ本としてリリースしていきます。
https://www.sunaba-publications.com
中島 光行(写真家)
写真家。京都生まれ。京都を活動拠点に国内外の風景や暮らし、寺院や職人たちなどを見つめながら、そこに内在する美しさを抽出することに注力している。撮影した博物館、美術館の所蔵作品、寺社の宝物、建築、庭園などには国宝や重要文化財も数多く含まれるだけでなく、社寺仏閣などの捉え方には今までになかったユニークな視点をまぜて表現し、新たな寺院撮影の潮流をつくる。日本郵便発行の「世界遺産シリーズ」「京都の風景シリーズ」切手への写真提供や世界中から注目される数奇屋・日本建築を作る集団「三角屋」、京都にある話題のイノベーティブレストラン「LURRA°」のイメージのビジュアル撮影などの他、雑誌、書籍、広告などのメディアでも活躍。またその他に、ギャラリー&セレクトショップの「Community Store TO SEE」主催、プロジェクト「三度目の京都」発起人、出版レーベル「すなば」をブックディレクター幅 允孝(BACH)、アートディレクター鈴木孝尚(図録デザイン研究室)と共同で立ち上げるなど、多方面で活動している。
http://nakajimamitsuyuki.jp
幅 允孝(ブックディレクター/選書家)
1976年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。書店員を経て、株式会社ジェイ・アイ入社。石川次郎に編集を学ぶ。2005年10月に選書集団・BACH(バッハ)を設立。本にまつわるあらゆることを手がける。ライブラリー制作、本の売り場ディレクション、編集、執筆、イベントや広告のキュレーション等。ラジオ、テレビ出演多数。著書『幅書店の88冊 あとは血となれ肉となれ』(マガジンハウス)、『本なんて読まなくたっていいのだけれど』(晶文社)、『ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」』(小学館)、「本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事」(高瀬毅著、文藝春秋)等。愛知県立芸術大学非常勤講師。
http://www.bach-inc.com
鈴木 孝尚(グラフィックデザイナー)
1985年愛知県豊橋市生まれ。図録デザイン研究室 代表。グラフィックデザインの領域から社会との関わりを考え、それを残すこと目的とし、人との縁を大切にしながら、少しでも後世に残すために活動。『清水寺』『和久傳』のブランディング事業や『山口ゆめ回廊博覧会2021』の映像制作、『ARTS&SCIENCE』のWEBサイトのアートディレクションを担当。2019年、haruka nakamuraと岡山県瀬戸内市牛窓町で滞在制作を行い「白の本」を発表。御茶屋跡(岡山県瀬戸内市牛窓町)にて初の個展となる「風展」「風のうた会」を開催。2020年度から、牛窓クラフト散歩の実行委員会にも参加。
https://www.16-4.jp
<ご協力のお願い>
・咳症状や発熱がある場合は、来店をご遠慮ください。
・必ずマスクの着用をお願いいたします。
着用されていない場合は、ご入店をお断りさせていただく場合がございます。
・入り口に除菌グッズを設置いたしますので手指を消毒後ご入店ください。
・混雑時は入店制限させていただきます。
その際には店外でお待ちいただくか、時間を置いて再度ご来店ください。
ご希望の方にはお電話番号を伺い、混雑が緩和した際にお電話いたします。